ホーチミン市人民委員会のレ・ホアン・クアン主席は6日、土地収用作業が進んでいないため、都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)建設案件用の土地引き渡しが同市都市鉄道管理委員会の計画どおりにはできない、との見通しを明らかにした。当初の計画では2007年にすべての対象地の収用を終え、2013年に完成する予定になっている。
都市鉄道管理委員会によると、収用対象地の1877世帯がまだ立ち退きに応じていないという。住民らのほとんどは立ち退き補償や補助金の額、再定住区の場所などについて不満を持っている。クアン主席は対象地の地元人民委員会に対し、土地収用作業を急ぐよう指示した。