中部ダナン市で7月31日、東南アジア地域で最新鋭の多目的海難救助船「SOSRCEM号」が進水した。国防省傘下のソントゥー社が建造した。全長52メートル、幅12メートル、高さ5.5メートル、出力3500馬力、速度は時速約12ノット。建造費は約3000億ドン(約16億円)。設計はオランダのダーメン造船が手掛けた。
この船は海上の油流出事故、船上火災、遭難者捜索などに対応できる。厳しい気象条件下でも30日間燃料補給をせずに活動を続けることが可能という。なお、海難救助活動を行わない時は、南中部クアンガイ省のズンクアット製油所で石油製品の運搬業務にあたる。