東南部ドンナイ省労働傷病兵社会局のラム・ズイ・ティン副局長は6月24日、労働許可証を持たない中国人182人を不法就労させていたとして同省ニョンチャック郡フオックカイン村のコンタイン・セメント社に労働者1人当たり500万ドン(約2万7000円)の罰金を科すと明らかにした。
同省警察は、政令113/ND-CP号の規定に従えばこれらの中国人を強制送還しなければならないが、政令の施行指導通知がまだ公布されていないため動きが取れないとしている。警察によると、同省内には7000人以上の外国人労働者がおり、このうち1500人が中国人だという。一方同省労働傷病兵社会局によると、現在労働許可証を取得している外国人は2784人で、同許可証を免除されている外国人は993人いる。同局は引き続き、中国人と韓国人を雇っている企業を中心に立ち入り検査を強化する予定だ。
<追記>ドンナイ省労働傷病兵社会局は6月30日、コンタイン・セメント社に対する罰金額は総額500万ドンで、一部で報道された不法就労外国人1人当たり500万ドンではないと明らかにした。