ハノイ市ドンダー区キムリエン地区で16日午前7時半、日本の政府開発援助(ODA)資金を使用したキムリエン・ダイコーベト立体交差地下トンネルの仮開通式が行われた。ところがその後に降った大雨で、トンネル部分が最大30センチメートル浸水し、車が立ち往生する事態となった。
これについて、ハノイ都市交通重点プロジェクト管理委員会のグエン・シー・バオ委員長は「工事は途中段階(工程の90%)でメインの排水ポンプがまだ完成していない。トンネルの正式な開通は今年10月の予定だが、周辺地域の交通渋滞解消のため仮開通の段階で供用を開始することに合意した」と説明。専門家も、工事が完成すればトンネル部分が浸水することはないと話している。