昨年4月に打ち上げに成功したベトナム初の通信衛星「ビナサット1(VINASAT-1)」の1周年記念式典が19日に開催され、ベトナム郵政通信グループ(VNPT)のブイ・ティエン・ミン副社長は、この1年で回線容量の70%まで利用が進んでいると発表した。
主な顧客は国内のラジオ局・テレビ局、石油・ガス分野の企業、通信分野の企業、政府機関など。また、この通信衛星のカバーエリアが近隣諸国にも及んでいるため、タイ、シンガポール、ラオスなどの企業ともすでに回線使用の契約を結んでおり、さらに何社かの外国企業との交渉も進んでいるという。衛星の使用年数は15年ほどだが、約9年で投資額を回収できると見込まれている。