ハノイ市ソンタイ町スアンソン村とバービー郡タンリン村の住民数百人は、今月8日からソンタイごみ埋め立て場へのごみ搬入を阻止するため、搬入道路をバリケードで封鎖するとともに監視小屋を建てて24時間体制で監視を続けている。
住民らによると、同ごみ埋め立て場から生ずる悪臭などの被害について長年にわたって地元の役所に改善を求めてきたが、いっこうに効果が見られず、最近では毎日数百トンのごみが運び込まれているため、特に夏場は悪臭とハエの大群の攻撃に悩まされているという。
同処理場(面積13ヘクタール)は1998年からソンタイ町のごみ埋め立て場として使用されていたが、2003年からは旧ハタイ省人民委員会の要請を受け他の郡や町のごみも受け入れている。
ソンタイ町人民委員会のグエン・クアン・マイン主席は14日、数日以内に現地に衛生処理チームを派遣し、殺虫剤の散布と浄水の供給を行うと語った。また、住民の健康診断を行い必要な薬を無料で配布すると約束した。