ホーチミン市情報通信局の査察部門はこのほど、ベトナムマルチメディア総公社(VTC)に対し3750万ドン(約21万円)の罰金を科すとともに、無許可の放送周波数帯と放送設備の使用中止を命じた。査察結果によると、VTCは当局の許可を受けていないにもかかわらず、同市タンビン区にある施設で出力5000ワットの放送設備を使用し3つの周波数帯(3チャンネル)でテレビ放送を行っていた。
これより前、東南部ビンフオック省テレビ局はホーチミン市情報通信局に対し、VTCの査察と25UHFチャンネルの放送停止を求めていた。同テレビ局によると、2006年以降VTCの無許可放送により電波障害が発生し、同省の一部地域で同テレビ局の放送を受信できなくなったという。 情報通信省査察部がすでにVTCの行政処分を行っているが、VTCはその後も違反行為を続けていた。