保健省は科学技術省とともに、国を挙げて大規模な研究開発・生産投資を行う5種類の医薬品の選定作業を行っている。この国家選定医薬品の条件は、国内で生産できること、国民の健康維持・増進の需要に十分応えることができること、高い経済効果をもたらすことなど。また、国内の品質基準を満たしているだけではなく、輸出にも対応できなければならない。
グエン・タン・ズン首相はすでに、「2020年までの医薬品産業発展プログラム」に5000億ドン(28億円)を投入することを承認している。このプログラムは2020年までに国内で主要な医薬品と医薬品原材料を自給可能にするという目標を掲げている。
また、保健省と商工省は医薬品産業の発展と医薬品価格の安定のため協力することで合意しており、その一環として抗生物質生産工場の建設を予定している。