南中部クアンアム省で金採掘従事者が「奇病」にかかっている問題(※関連ニュース参照)で、患者を診察したホーチミン市医薬大学病院呼吸器科のレ・ティ・トゥエット・ラン医師は4日、検査の結果から急性じん肺症の可能性が高いと明らかにした。
ラン医師によると、この病気は鉱石に含まれるケイ酸を吸入することによって引き起こされるケイ肺(じん肺症の一種)で、鉱山などで働く労働者に多く見られるという。発症までに十数年かかる慢性型と数年の急性型があり、今回のケースは急性型に該当する。ラン医師は、「奇病」ではなく人に感染する可能性もないと話している。