ホーチミン市人民委員会はこのほど、同市トゥードク区にあるサイゴンウォーターパーク社から出されていた同パークの住宅地への変更計画について、これを認めないことを決めた。
同パークの住宅地化については同市計画建築局が承認する姿勢を見せていた。しかし同市査察部は、同パークの土地は市が公園用地として認定し文化スポーツ関連事業の運営を認可したものであるため、住宅地への変更は認められないとの結論に達した。
この問題を巡っては、トゥードク区人民委員会が計画建築局から承認の感触が得られたことを根拠に、同パーク内の土地の一部を宅地化する詳細計画を承認していた。査察部は、この詳細計画の承認は土地使用目的の変更が許可される前に出されているため土地法に違反する決定だとしている。
サイゴンウォーターパークは面積4万8000平米。1997年12月に営業を開始し、2006年5月に営業を停止している。