北中部ゲアン省ビン市獣医所は7日、同市内フンズン市場(いちば)の家畜・家きん肉販売小売店を調査した結果、ある小売店のブタ肉がレプトスピラ症に感染していることが確認されたと発表した。同省内で同症への感染が確認されたのは17年ぶり。
レプトスピラ症は、犬、猫、鶏、牛などの動物や人にも感染する感染症で、季節の変わり目や湿度が高い時期に発生しやすいとされる。感染した動物の排泄物で汚染された水や土壌から感染が拡大する。
同省では、化学物質を使用した飼育場の消毒を指示したほか、ブタのティエットカイン(ブラッドプディング)や脂肪部分が黄色がかっているブタ肉は食べないよう呼び掛けている。