23日午後、ホーチミン市タンフー区タンソンニー地区にあるパソコン塾「アインズオン・コンピューターセンター」が突然閉鎖され、経営者や従業員が姿を消してしまっていることが分かった。
この塾に家を貸していた大家によると、2007年から賃貸しているが転居するとの連絡はなく、3カ月分の家賃も滞納したままになっているという。賃貸契約書に名前があったのは、複数のパソコン教本の著者でもあるTという人物だが、携帯電話に連絡してもつながらなくなっている。生徒らの苦情を受けた地元警察は事態を把握し捜査に乗り出した。
本紙の取材によると、この塾は1コース30万~70万ドン(約1700~4000円)の学費を取って100人ほどの生徒にCADなどのパソコンスキルを教えていたが、終了しているコースはまだなく、中には学費を納めたものの一度も授業を受けたことのない生徒もいるという。また、同塾で学習すればホーチミン市自然科学大学発行の修了証が取得できると偽りの宣伝をして生徒を集めていたことも分かっている。