保健省はこのほど、エンジン付き車両の運転者に対する健康基準を定めた新規定を公布した。それによると、体重40キログラム未満または身長145センチメートル未満の人は排気量50cc以上のバイクの運転が認められなくなる。また、身長150センチ未満の場合は自動車の運転が認められなくなる。
2001年の規定を改定した今回の新規定では、車両の種類や業務用か否かに応じて、運転者の健康基準が細かく規定されている。身体基準のほか疾病に関する基準も含まれており、肝硬変や椎間板(ついかんばん)ヘルニアを患っていたり、左右の足または手の長さが3センチ以上異なったりする場合は自動車の運転が認められず、5センチ以上異なる場合はバイクの運転も認められない。また、色覚障害や視力などについても条件を満たしていない場合は免許の取得が制限される。
しかしこの規定については、早くも各方面からその実効性に疑問の声が上がっている。