米マイクロソフトは10日、同社の「ウィンドウズ」などに関するセキュリティ情報4件を公開したが、そのうち「ウィンドウズ・メディア・エンコーダー」のセキュリティーホール(欠陥)はハノイ工科大学BKISネットワークセキュリティーセンターの専門家、グエン・ミン・ドク氏とレ・マイン・トゥン氏の2人が発見したことを明らかにした。
この欠陥の深刻度(危険度)は最悪の「緊急」で、ハッカーに被害者のパソコンを乗っ取られる可能性があるため、すぐに対策を施す必要がある。BKISのクアン所長によると、この欠陥を発見しマイクロソフトに報告したのは今年3月のことで、セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の作成にも協力したという。
BKISは今月初旬に発表された米グーグルのウエブブラウザ「クローム」にも重大な欠陥があることを発見し、同社に報告している。