国際オリンピック委員会(IOC)は15日、北京五輪のドーピング検査でベトナムの女子体操選手ド・ティ・ガン・トゥオン選手から陽性反応が検出されたと発表した。トゥオン選手は体操女子個人総合予選に出場し59位にランクインしたが、失格となり成績も取り消された。1980年にベトナムがオリンピックに参加してから、ドーピング問題が起きたのはこれが初めて。
トゥオン選手によると、北京入りする前に体重を少し減らしたいと思い先輩選手に方法を尋ねたところ、利尿薬を紹介されたという。チームドクターの意見を聞かないまま自分で購入し服用したが、ドーピング違反になるとは知らなかったと話している。