東南部バリア・ブンタウ省資源環境局は9日、同省タンタイン郡フオックホア村にあるソンサイン社の工場敷地内に埋められた未処理の有害廃棄物の中から大量のダイオキシン・フランが検出されたと明らかにした。
同省環境警察が4月1日に行った検査でこの有害廃棄物発見。これを受けて、資源環境局が4月9日から5月23日まで詳しい調査を行ったところ、4500立方メートル以上もの未処理有害廃棄物が埋められていることが分かった。
ホーチミン市科学技術局の分析結果によると、ダイオキシン・フランは毒性が強く、早急に処理しなければ付近の環境や工場作業員の健康に悪影響を及ぼす恐れがあるという。バリア・ブンタウ省資源環境局は現在、同社の営業活動停止も含め対策を検討している。