中部ダナン市教育訓練局指導部は18日、市内のチャンフー高校の校長らと緊急会議を行なって、同校の化学担当女性教諭チャン・ティ・タイン・ウエンが生徒の首に刃物を突き付けた問題について協議、ウエン教諭を職務停止処分にすることを決定した。
同高校2年生の女子生徒グエン・ティ・キム・トアさんによると、ウエン教諭は1カ月ほど前にトアさんも含めた担当クラスの生徒10人を自宅に集めて化学の補習を行なっていたが、学習態度が不まじめな男子生徒に対し3度にわたって果物ナイフを首に突き付けて勉強するよう促したという。
ウエン教諭のこの行為は、生徒が携帯電話を使って撮影したため明るみになったもので、教師としてあるまじき行動と非難を呼んでいる。同教諭が使ったナイフは生徒に食べさせるために果物をむいたもので、「たまたま手元にあったナイフでふざけただけで、深い意味はなかったのではいか」と話す生徒もいる。