イメージ写真 写真の拡大. |
- ロンアン省にスマートファーム建設
- 垂直農法で韓国品種のイチゴ生産
- 韓流人気を受け韓国の果物も人気
合成洗剤原料の製造などを手掛ける韓国の化学メーカーである梨樹化学(ISU Chemical)はこのほど、ベトナムの韓国系建設会社チュヨン(Ju Young)との間で、ベトナムにおける合弁会社の設立に向けた契約を締結した。
契約により両社は南部メコンデルタ地方ロンアン省に、垂直農法による農作物栽培を行うスマートファームを建設する。完成は2026年1~6月期の予定。ここでは年間約12t分の韓国の品種によるイチゴを生産する計画だ。梨樹化学によると、ベトナムでは韓流人気を受け果物も人気が出ているという。
スマートファームの開設に際して、梨樹化学は農場の設計や栽培技術などの技術面全般を、またチュヨンは農場の運用・管理および農作物の販売を、それぞれ担当する。ベトナムに進出して20年以上のチュヨンは、これまで築いてきたネットワークをイチゴ流通に生かす計画だ。