北中部ゲアン省人民委員会はこのほど、同省農業農村開発局と省内各地方の人民委員会に対し、今年はじめの記録的な寒波で死亡した牛と水牛の頭数を再調査し、今月20日までに報告するよう通達した。再調査の理由は、省内のいくつかの地方で、政府から補助金が出るのを悪用し死亡した牛・水牛の数を水増しして報告している疑いがあるため。
同省農業農村開発局の報告(各地方からのデータを集計)によると、当初は1000頭と報告されていた死亡頭数が、政府の補助金政策発表後に急増し、現在では1万1000頭に達している。農業関係者やマスコミなどからは、この数字の正確さに対する疑問の声が上がっていた。