ハノイ市のベトドク病院で急性脳卒中の診断を受け救命不可能とされた患者が、フエ中央病院で手術を受けて一命を取りとめるという出来事が起きた。
中部トゥアティエン・フエ省フエ市在住のバス運転手ダン・バン・チャウさん(53歳)は1月10日意識不明に陥り、ハノイ市のバックマイ病院に救急搬送された。チャウさんの妻ホアさんによると、同病院で急性脳卒中と診断されベトドク病院に移送されたが、ベトドク病院でも救命不可能と判断され、家族は11日チャウさんを引き取ってフエに帰ることにしたという。家族はチャウさんの心臓がまだ脈を打っているため、翌12日フエ中央病院に連れて行き、再度診断を受けることにした。
同病院救急蘇生科の医師らは、チャウさんが頭を強く打ったため脳挫傷になったと診断、手術した結果、チャウさんは一命をとりとめ今では食事や会話も可能なほど回復しているという。