国際連合(国連)ベトナム事務所は17日、ビルゲイツ基金によるベトナムでの栄養失調調査の結果を発表した。それによると、ベトナムは子どもの栄養失調の割合が世界で最も高い国の一つだという。世界の栄養失調児童の90%は36カ国の貧困国に集中しているが、ベトナムもその中に含まれている。
ベトナム栄養研究所によると、この20年間にベトナムの成人の身長は以前より1.5センチメートル伸びているが、2歳以下児童の35~40%は身長が標準より低いという。国連の専門家は、子どもの体格の発達を決定付けるのは、妊娠時と2歳以下の時期における栄養摂取で、その後に改善しようとしても効果はあまり期待できないと話している。