中部高原地方ダクノン省クージュット郡タムタン村ではこのところ、同村内のファンディンフン中学校で情報学を教えているライ・バン・タムという男性教師の醜聞で持ちきりだ。
タム教諭は前学年期のコンピューターの授業中、1年生の女子生徒Tさんの身体に触れていたことが明るみになり、校長と共にTさんの自宅を謝罪に訪れるという不祥事を起こしていた。また、同校生徒の証言により、数カ月前にも補習のために自宅に呼び出した2年生の女子生徒に抱きついて激しい抵抗にあっていたことが発覚している。さらに11月2日にも2時間目の授業中に1年生の女子生徒Hさんを教室から連れ出し、抱きついてキスをするという異常な行動を取って問題になっていた。
ところが、学校側は11月9日の会議でタム教諭の一連の行為は断じて許されるものではないという結論に達しておきながら、その後1カ月近くたった今もタム教諭を通常通り教壇に立たせている。このため、多くの父兄が地元の人民委員会や警察に同教諭の厳正な処分を求める訴えを起こす騒ぎとなっている。