南中部クアンナム省のチャム島~ホイアン町のエリアを、生物圏保護区の指定候補として申請することになった。これは、同省とホイアン町の人民委員会、駐越国連教育科学文化機関(ユネスコ)および「人間と生物圏計画(MAB)委員会」の科学者らが合意に至ったもの。生物圏保護区はユネスコのMABに基づいて成立した国際的な保護区指定の名称で、指定されるとそこでの生態系保持が求められる。
今回申請することが決まったのは、チャム島、クアダイのマングローブ森、ホイアン町を含む4万ヘクタールのエリアで、将来的には対象エリアをトゥーボン川源流域にまで広げる計画。
同省人民委員会は、指定を目指してこのエリアの環境を改善すると共に、2008年4月30日までに申請書類をまとめるための指導委員会を設立する予定。