ハノイ市内のベトドク(越独)病院で医療廃棄物が未処理のまま廃棄物処理業者に売却されていた問題を受けて、保健省は8月30日、全国各省市の公立病院に対し医療廃棄物管理規則の実施状況について調査し、9月30日までに結果を報告するよう通達した。
同省は各医療機関に環境保護法と医療廃棄物管理規則の厳守を強く求めるとともに、医療廃棄物の分別・収集・運搬・処分のすべての過程で監視体制を強化するよう要請している。
しかし、全国に1000カ所以上ある病院の中で排水処理システムがあるのは3分の1程度に過ぎないのが現状で、保健省は医療廃棄物の管理・処分に問題が多い点を認めている。