教育訓練省は23日、仮教室や3交代制授業、わら葺き小屋での授業をなくすことを目指した「学校・教室堅固化プログラム」の実施状況総括会議を開催した。このプログラムは2002年から2006年末まで実施された。これまでに同プログラムに調達された資金総額は9兆3100億ドン(約670億円)で、この資金により教室7万4011室が建設され、このうち6万3791室が使用されている。
グエン・ティエン・ニャン副首相兼教育訓練相によると、同プログラムを実施して4年が経過したが、全国に残っている仮教室や3交代制授業の教室は12万2481室に上り、プログラム実施前の2.2倍になっているという。この逆説的現象の原因の一つとして、体面を重視したいくつかの地方が学校施設の実情を正確に報告していなかったことが挙げられる。