目の不自由な生徒が今年初めて大学入試に挑んだ。この生徒は北中部ゲアン省の貧しい農家に生まれたグエン・ヒュー・アットさんで、生まれつき目が見えないが、勉強好きで成績が良く、4日ハノイ国家大学に入るための試験を受けた。
アットさんはこれまでに2度、障害があるからという理由で願書を受理されなかったことがある。それにもめげず、大学への入学を希望する彼に、教育訓練省がチャンスを与えた。ただし、受験方法に多少の配慮はあるものの、試験内容は他の学生とまったく同じものだ。
アットさんは、「家族の生活を良くできる唯一の方法は、一生懸命勉強して自分のキャリアを磨くこと。そのためには、まず大学に入らなければ」と語っている。