ホーチミン市警察は1月22日午後、市内5区の床屋『ホアンモー』に抜き打ち立ち入り検査を行い、2組の男女を売買春の現行犯で逮捕した。捜査の結果、合計12人の関係者が逮捕されることになった。
この床屋のオーナーはチャン・ティ・タオ(27歳)というメコンデルタ地方ソクチャン省出身の女で、一カ月400万ドン(約3万円)の家賃で店舗を借りていた。『ホアンモー』の前では、化粧し露出度の多い服を着た女たちが朝10時から客引きを行っていたという。タオは客から一回50万ドン(約3700円)を徴収していたが、同店は大変な人気で15人の従業員がフル稼働しても追いつかず、常に順番待ちの客がいる状態だった。タオはひと月10%という高金利の借金を従業員に負わせることで、逃げられなくしていた。