中部地方を直撃した台風6号(アジア名:シャンセン)は、ダナン市やトゥアティエン・フエ省周辺の各地に大きなつめ跡を残した。これまでの統計によると、台風6号による死者は21人に上り、ダナン総合病院には、倒れた家屋の下敷きになるなどして重傷を負ったけが人が続々と担ぎこまれている。
ダナン市をはじめ被害に遭った各地では停電、断水被害が続出しており、完全に復旧するまでには数日から数週間かかると見られている。また、多くの住民が家を失い、さらに農村部では食糧や医薬品の不足も懸念されている。
国防省は2万人以上の人員を被災地に配置、さらに国境警備隊なども地元自治体と協力し、被災地での救援活動にあたっている。