ホーチミン市では同じ一つの通りであるにも関わらず、管轄区の違いによって公示地価が異なっており、市民の間から不満が出ている。例えば、フイン・ヴァン・ゲ通りの場合、ゴーバップ区側のエリアは1平米あたり150万ドン(約1万1000円)なのに対し、タンビン区側のエリアは140万ドン(約1万円)となっている。
また、リー・タイ・トー通りでもそれぞれ3区と10区に属する向かい合った同面積の土地でありながら、3区側の地価が1平米当たり1580万ドン(約11万3000円)であるのに対して10区側の地価は1070万ドン(約7万6000円)という不公平さである。
このような例は市内の至る所で見られ枚挙に暇がないが、本来であれば地価は管轄区によって機械的に決定されるのでなく、立地やインフラ整備等の様々な条件を加味して条件の同じ土地の価格は統一すべきである。来年の公示地価の発表の前に財政局による問題の修正が期待されている。