ベトナム国営通信モスクワ支局が伝えたところによると、ロシア特殊警察(OMON)がベトナム人と中国人がジーンズ等を扱っている市場(いちば)エリア一帯に踏み込み、外国人登録証と商品の没収を行った。
通常凶悪事件を扱うことの多いOMONがこのような捜査を行った背景には、ロシア政府が不法滞在外国人の摘発を強化していることが窺える。一般警察も個人データ照会システム搭載車両の使用を開始しており、必要に応じて外国人の指紋押捺や写真撮影を行って違反者のデータベースを構築している。今回の捜査で、届出と異なる住所に居住していた数名の外国人が警察に捕まったという。