中部高原地方・ダラット市財政計画局によると、2006年上半期の質屋業の登録件数は飛躍的に伸びたという。現在、ダラットに46軒ある質屋のうち14軒はワールドカップのサッカー賭博による需要を当て込んでオープンしたものであるが、既に資金が不足して客からの質入れを断っている店も多い。
客が質草として持ち込むものは様々で宝飾品、バイク、携帯電話、テレビ、土地や家の権利書、そしてニューモデルの車等もある。潤沢な資金を用意できる優良店の中には700~1000台ものバイクを預かっている店もある。質を利用する人の50%は賭博目的で、30%が中小企業の経営者、残りの20%は農民や学生だ。