台湾ベトナム労働者管理委員会は、漁業許可証の延長手続きのため、ソマリア領内に停泊していた台湾の貨物船3隻がソマリアの海賊に拿捕され、2005年8月16日より、48名の乗務員(内ベトナム人4名)が人質となっていた事件に関して、1月26日に2隻、翌27日に、残る1隻が解放され、台湾へ向かって帰路についた、と発表した。
台湾外務省職員のルー・カン・ロン氏によると、「船員はいずれも元気で、船員の安全は確保されている。船主が、当初犯人側が要求した1隻あたり50万ドル(約5931万円)を大きく下回る15万5000ドル(約1838万円)/隻の身代金を払うことで、48名の乗務員は解放された」と話している。