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- 45歳母親にガソリンかけて放火
- 地元で評判の孝行息子がなぜ?
- うつ病の兆候、精神鑑定中
南部メコンデルタ地方チャビン省チャビン市で、宝くじ売りをしている同市在住の女性Lさん(45歳)が、実の息子のT容疑者(21歳)にガソリンをかけられ、火をつけられるという殺人未遂事件が発生した。
近隣住民が火だるまとなったLさんの消火を手伝い、ホーチミン市チョーライ病院に緊急搬送した。Lさんは一命をとりとめたが、全身に重度の火傷を負って入院治療を続けている。医師によると、Lさんは今後、焼けただれた皮膚の切除と皮膚移植のために複数回の手術を受けなければならず、治療費は高額になることが予想される。
Lさんの娘で長女のThさん(23歳)は、母親の容体について、「意識もはっきりしており、会話もできますが、飲食が難しい様子です。身体は包帯だらけで痛々しい。Tは精神鑑定を受けるために当局に連行されました」と話した。
事件が起きたのは2月24日午後。宝くじ売りの仕事を終えて帰宅したLさんに、T容疑者がガソリン入りの瓶を投げつけて火を放った。全身を炎に包まれたLさんが逃げ出すと、近所の人々が慌てて消火器などでLさんを救出し、暴れるT容疑者を取り押さえた。
地元の人々らによると、T容疑者は孝行息子で非常に評判がよかった。弟や妹を世話する母親を助けるために、東南部地方ビンフオック省で真面目に働いて仕送りしていたが、今年1月に地元に戻ってきていた。テト(旧正月)ごろから、T容疑者には、うつ病のような兆候が見られ、最近は母親とよく言い争いをしていたという。