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- 妊娠24週目で体重730gの男児出産
- 5週間後に体重1200gの女児を出産
- 治療中の男児は体重2300gまで増加
ハノイ産婦人科病院の発表によると、同病院でこのほど男女の双子が誕生したが、このうち2人目は1人目の出産から5週間後に生まれた。
母親のL・T・Hさん(26歳、紅河デルタ地方ビンフック省在住)は、体外受精(IVF)で双子を妊娠した。IVFは経腟超音波下に卵巣から採取した卵子を体外で精子と受精させ、2〜6日間体外で培養してできた胚を子宮に戻す不妊治療のこと。
妊娠24週目にHさんは腹痛と粘液分泌などの症状が現れ、すぐにハノイ市内の病院を受診。子宮口が開いていると診断され、子宮頸部の縫合手術を受けたが、6日後に縫合箇所が開いてしまったため、ハノイ産科病院に救急搬送された。
検査の結果、1人目の赤ちゃんは破水しており、感染症の兆候が見られたため、妊娠26週目での出産を余儀なくされた。生まれた男児は体重730gの超低出生体重児で、直ちに新生児科に搬送されて、現在も集中治療を受けている。
Hさんはその後も治療を続け、妊娠31週目に2人目の赤ちゃんを出産。こちらは体重1200gで、極低出生体重児の女児だった。女児も出産後から集中治療を受け、1か月後に体重が2500gにまで増加。健康状態は良好で現在は母親のもとで過ごしている。
一方、先に生まれた男児も体重が2300gまで増加。現在も治療を受けているが、近く家族のもとに引き渡される見通し。