(C)Doanh Nghiep Kinh Doanh 写真の拡大. |
- ガススタンドに移動販売車や屋台設置
- 前回の事業展開はコロナ禍で失速
- チェーン店としての品質担保が課題
ベトナムのF&B専門サイトによると、コーヒーチェーン「ハイランズ・コーヒー(Highlands Coffee)」が、ガソリンスタンド近くに移動販売車や屋台を設置して営業を開始した。
これらの移動販売店では、実店舗よりも低価格で商品を提供。手軽にコーヒーを楽しみたいが、品質も重視したいという顧客層をターゲットとしている。
これに先立つ2021年半ば、同社は大都市の繁華街に移動販売店を展開していたが、コロナ禍の直後だったこともあり、このモデルは長続きしなかった。同社は直近2年で新規店舗の出店に注力し、全国に300店舗を新たにオープンした。店舗数は815店舗に達し、他社を大きく引き離している。
実店舗の新規開店と比べ、移動販売店は投資コストが抑えられるほか、立地選定が柔軟で、テイクアウト需要にも迅速に対応できるなどの利点がある。一方で、チェーン店として一定の顧客体験を保証するために、各店舗で品質を均一に保つことが課題となっている。