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- まじないで呪物人形にお供え物
- 生徒らがSNSで儀式の様子を投稿
- 警察や教育当局が危険性を指摘
南中部沿岸地方クアンナム省教育訓練局は、生徒の間で学業成就祈願を目的とした呪物信仰が流行っているとして、省内各レベルの教育訓練局および教育機関に文書を送付し、安全確保対策に取り組むよう呼びかけた。
省内の生徒の間では最近、呪物「クマントーン(Kumanthong)」を部屋に飾り、学力向上が叶うおまじないとして、食べ物や飲み物を供えるという呪物信仰が流行。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で儀式の画像などが投稿されて問題となっている。
これに先立ち同省警察は、迷信や呪物信仰の危険性について生徒らに情報通知するよう、教育訓練局に求めていた。
当局は、一部の者が生徒や児童の好奇心や無知を利用して、生徒らに呪物人形を購入するよう仕向けたと見ている。当局はクマントーン信仰について、危険な迷信であり、恐怖と混乱を引き起こし、生徒や児童、その家族ひいては社会にまで悪影響を及ぼすものと警鐘を鳴らした。