(C) tuoitre 写真の拡大. |
- 警察、被害額の全額を回収し夫婦に返金
- タクシー運転手を処分へ、所定の手続き中
- わずか200m程の乗車で計100万VND請求
ハノイ市ホアンキエム区で11日夜、フランス人観光客の夫婦がぼったくりタクシー被害に遭い、100万VND(約6200円)を騙し取られた件で、同区警察は被害額の全額を回収し、夫婦に返金したことを明らかにした。
妻のM・Hさん(51歳)は、「ベトナム旅行は楽しく、ハノイ市、北部紅河デルタ地方ハイフォン市、同ニンビン省、西北部地方ラオカイ省を周遊した。機会があればまたベトナムに戻ってもっと観光したい」とコメントした。夫婦は20日、ベトナムを発った。
夫婦から運賃を騙し取ったタクシー運転手については、処分に向けて引き続き捜査の所定の手続きを進めている。
夫婦は、11日夜にホアンキエム区のチャンニャットズアット(Tran Nhat Duat)通りからチョガオ(Cho Gao)通りに移動しようとした際、目的地までの距離がわずか200m程とは知らずにタクシーを利用することにした。
夫婦は、表示灯に配車アプリ「Grab TAXI」のロゴ、車体に従来型タクシー「サオトゥードー(Sao Thu Do=STDタクシー)」の電話番号が貼り付けられた乗用車に乗ったが、目的地に到着すると50万VND(約3100円)を請求された。さらに、運転手は夫婦がパスポートを車内に置き忘れたことに気付くと、夫婦の元に戻って50万VNDを追加請求した。
STDタクシーの責任者によると、問題の車両の元オーナーは2年前まで同社と提携し、タクシーを営業していたという。しかし、元オーナーはすでに車両を他者に売却しており、現在の車両の持ち主は同社のタクシーの運転手ではないとして、同社は関連性を否定している。