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- テレグラムを利用した売春ルート摘発
- メンバー1.5万人以上、売春婦は30人
- 容姿により3千~3万円でサービス提供
南中部沿岸地方ダナン市警察は19日、メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)を使って売春斡旋ルートを営んでいた組織を摘発した。同組織のテレグラムのグループに加入していたメンバーは1万5000人以上もおり、このうち約30人が同ルートで働く売春婦だった。
警察は捜査を経て、同市在住のグエン・ダン・コア容疑者(男・34歳)を売春ルートの元締めと特定。同容疑者は、南中部高原地方ザライ省在住のチャン・クアン・ベト容疑者(男・30歳)などと共謀して、売春斡旋ルートを組織した。
容疑者らは、テレグラム上で多くのページやグループを作って売春婦を募り、売春斡旋業で違法に利益を得ていた。コア容疑者は他の地域から出てきた売春婦の居住先として、グーハンソン区にある複数のホテルの部屋をレンタルしていた。
ダナン市警察は、売春ルート壊滅に向けて捜査本部を立ち上げ、18日夜に公安省およびソンチャー区警察と協力してホテルの立ち入り検査を実施。売春行為を働いていた男女を現行犯逮捕した。警察は同時に、コア容疑者とベト容疑者を緊急逮捕し、携帯電話2台と200ページ余りの資料およびデジタルデータを証拠物件として押収した。
コア容疑者らは売春婦の容姿レベルに応じて、50万~500万VND(約3000~3万円)で客にサービスを提供していたという。警察は事件の全容解明に向けて捜査を進めている。