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アンコールワットの動画にタイ国旗を合成したベトナム人TikTokerに罰金 
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- ベトナム人TikTokerに750万VNDの罰金
- アンコールワット動画にタイ国旗合成
- 文化侮辱と不適切な態度で問題視
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70万人近くのフォロワーを持つベトナム人ティックトッカー(TikToker)のフア・クオック・アインさん(男性)が、カンボジアのアンコールワットで撮影した動画にタイの国旗を合成してティックトック(TikTok)に投稿した出来事をめぐり、ホーチミン市情報通信局は3日、警察と協力し、アインさんに750万VND(約4万4000円)の罰金を科した。
問題の動画は長さ1分25秒で、2023年11月4日にティックトックに投稿された。カンボジアの象徴であるアンコールワットで撮影されたものだが、背景に隣国タイの国旗と国王の画像を合成して「Hello Thailand」というコメントが付いていたため、多方面からひんしゅくを買っていた。
問題の動画には、派手なピンク色の民族衣装(カンボジアのものではない)を身にまとった女性がアンコールワットで参拝する姿が映し出されていた。BGMにもタイ風の音楽が使われており、視聴者から、「アンコールワットはカンボジアの寺院なので、カンボジアの音楽を使うのがふさわしいのでは？」とのコメントもあったが、アインさんは、「カンボジアは好きじゃない」と回答。
問題の動画とアインさんのこの不適切な態度は、カンボジアの文化と国家主権を侮辱するだけでなく、ベトナム、カンボジア、タイの3か国にも悪影響を及ぼしたとされる。再生数を稼ぐ目的で意図的に炎上狙いの動画を投稿したとみられており、多くのベトナム人視聴者が当局の介入による厳しい処分を望んだ。
ベトナム当局は、郵便・通信および情報通信(IT)分野における行政違反の処分を規定する政令第15号/2020/ND-CPに照らし合わせ、アインさんに「虚偽情報の提供、情報の歪曲、機関・組織・個人の誹謗中傷」の行為があったとして、行政処分を科すこととした。
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