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ホーチミン市12区警察は8日、放火殺人の疑いでチャン・ディン・トゥー容疑者(男・28歳、南部メコンデルタ地方カマウ省出身)を逮捕したことを明らかにした。同容疑者は痴情のもつれから、ドンフントゥアン(Dong Hung Thuan)街区にある元恋人女性の借家にガソリンをまいて火を放った疑いが持たれている。
この放火により、D・T・Hさん(女性・22歳、東南部地方ビンフオック省出身)が死亡。さらにD・T・Xさん(男性・30歳)が大火傷を負って、チョーライ病院で治療を受けている。逮捕されたトゥー容疑者は取り調べに対し、Hさんとは恋愛関係にあり、家を借りて同棲していたが、1週間ほど前に喧嘩して同容疑者が家を出て行ったと供述。
トゥー容疑者は7日夜、Hさんの不在中に借家に忍び込んで、住人の帰宅を待った。その後、HさんとXさんが寝静まったのを見計らい、買ってきたガソリンをまいて火を放った。火災は地元住民と消防が協力して消火作業に当たり、大火傷を負っていたXさんは病院に緊急搬送された。
なお、重度の火傷で治療を受けていたXさんは、入院から4日後に死亡。これにより、この事件の死者は2人となった。