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東南部地方タイニン省保健局食品安全衛生支局の1日の発表によると、タイニン市内のボーティサウ小学校やキムドン小学校および幼稚園などに通う生徒・園児ら10人が、校門前の移動販売店で売っているスシを食べた後、食中毒とみられる症状を発症して入院した。
生徒・園児らはKTTファストフード(KTT Fastfood)の移動販売店のスシを食べた後、体調が悪化したとされる。食品安全衛生支局の調査によると、同店舗では、原産地や賞味期限が不明の食材を使用していた。
問題の店は、D・V・Kさん(男性・25歳)が店主を務める店舗で、タイニン市ヒエップニン(Hiep Ninh)街区に位置している。Kさんは移動販売店を組織して、多くの学校や幼稚園の前で販売しており、タンチャウ(Tan Chau)郡の工場から、◇スシ、◇ホットドッグ、◇ハンバーガー、◇サンドイッチなどを仕入れて売っていた。
食品安全衛生支局は、Kさんの店舗がインフラや設備などで食品ビジネスに関する条件を満たしていないことを確認するとともに、原産地や賞味期限が不明の食材を使用していたことを突き止めた。
しかし、食中毒騒ぎの後、仕入れ元の工場が突如閉鎖されたため、食品安全衛生支局はサンプルを採取することが出来ておらず、同局は現在、タンチャウ郡人民委員会に調査の支援を求めている。サンプルの検査が終わっていないため、現時点では食中毒が原因と断定できない。
これに先立つ11月25日、ボーティサウ小学校に通う数人の生徒が朝食後に、吐き気やめまいを訴えて病院に搬送された。その後、保健センターには、同様の症状でキムドン小学校と幼稚園の生徒・園児が運び込まれたため、食中毒疑いの患者は合わせて10人となった。