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武器の密造・密売ルートの捜査網を広げていた南部メコンデルタ地方キエンザン省警察は21日、捜査線上に上がっていた女武器商人とその一味をホーチミン市内で逮捕し、各種の銃229丁を押収した。
逮捕されたのは、ホーチミン市クチ郡在住のブー・ティー・ジエップ容疑者(女・32歳)と、南中部沿岸地方フーイエン省出身のダン・クオック・アイン容疑者、ダン・クオック・フアン容疑者、ダン・バン・ティン容疑者(いずれも男・年齢25~28歳)の4人。容疑者らの身柄は捜査のため、キエンザン省に移された。
これに先立ち、キエンザン省では9月、ズオン・ミン・トゥアン容疑者(男・30歳)と共犯者11人が銃の密造・密売の容疑で逮捕されており、警察が密造・密売ルートの全容解明に向けて捜査網を拡大していた。トゥアン容疑者と一味が逮捕された際、警察は銃84丁と弾丸300発余り、銃の製造と改造に使用したと見られる機械などを押収していた。
捜査を進める中で警察は、ジエップ容疑者の一味とトゥアン容疑者の一味が頻繁に武器の取引をしていたことを突き止めた。ジエップ容疑者は、密造・密売ルートで重要な役割を担っており、銃を隠すための倉庫も所有していた。
ジエップ容疑者と夫は2019年にも、武器密売などの罪に問われてクチ郡人民裁判所から禁固3年の判決を受けていたが、3歳未満の子供を育てていたため、執行猶予が付いた。しかし、この間もジエップ容疑者はかつての仲間たちと連絡を取り合い、銃の密造・密売ルートの運営を続けてきた。