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ハノイ市タイホー区にあるタイ湖(Ho Tay)周辺でこのところ、散歩中の外国人女性が男数人のグループから痴漢行為を受ける事件が多発している。これについて同区警察は5日、関与したとみられる少年3人を召喚した。
召喚されたのは、N・D・L(16歳)、D・T・D(同)、N・N・H(15歳)の3人で、いずれもカウザイ区ギアドー街区在住。
事件をめぐり、これまでに4人の外国人女性が警察に被害を届け出た。被害女性によると、男らはマスクを着用し、ナンバープレートを隠したバイクで移動しながら標的を物色。標的を見つけると汚い言葉で罵倒してわいせつ行為を働くほか、被害者をベルトで叩いたり、レンガを投げ付けるなどの暴力行為にも及んだという。
タイ湖周辺は外国人が多く住んでいる場所で、事件が多発した2月以降、周辺に住む外国人女性の多くが夜間の外出を控えている。同市在住の外国人らがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で痴漢被害の情報を訴えるグループ「ハノイ・ナイトウォッチ(Hanoi Nightwatch)」を開設すると、短期間で参加者は4700人以上に増えた。
チュオン・ホア・ビン副首相と同市人民委員会のチュー・ゴック・アイン主席は、ベトナムのイメージダウンにつながるとして、関連機関に対し捜査などの対策に取り組むよう促した。
なお、タイホー区人民委員会は地元当局の対策として、タイ湖周辺に監視カメラを設置し、私服警備員を配置する計画を明らかにした。