紅河デルタ地方ハイフォン市~東南部バリア・ブンタウ省区間を走行中の長距離バスで、運転手がハンドルから両手を離して靴下と靴を履くという「ながら運転」の様子を撮影した動画がインターネット上に掲載され、大きな話題となっている。
問題の運転手は、ホアンロン輸送有限会社(ホーチミン市)の従業員。動画はバリア・ブンタウ省を走る国道51号線で撮影されたもので、バスには約40人の乗客が乗っていた。バスは同路線の制限速度40km/hを守って走行していたという。
同社は国家交通安全委員会の要求にしたがい、この運転手を15日間の業務停止処分とし、法令及び倫理観を再度教育するとした。ただし、現行規定にはこうした「ながら運転」に関する条項が盛り込まれていないため、警察はこの運転手に行政処分を下せない状況だ。