最高人民検察院は9日、南中部カインホア省ニャチャン市在住でホアンファット社のチャン・バン・ト社長(40歳)を贈賄未遂容疑で起訴する決定を承認した。
カインホア省警察の発表によると、同省警察は3月24日、ホアンファット社が取り扱ったバイクの多くに車体番号を偽造した疑いがあることを発見、バイク15台を押収したという。鑑定の結果、この15台のうち9台に車体番号の偽造が確認された。
3月26日午前、ト社長は処分を免れようとこの事件の担当者であるタイ・クアン・ゴック副隊長のもとに厳重に包装した現金1500万ドン(約8万円)の賄賂を届けた。しかしゴック副隊長がこれを断固拒否したため、ト社長はこの現金を同副隊長の車に投げ込んで立ち去った。ゴック副隊長はこの現金を警察に届け、事実を報告した。警察の取調べに対し、ト社長は容疑事実を認めているという。