南中部クアンナム省タムキー市の個人診療所で2日、局所麻酔薬の注射を受けた女性グエン・ティ・フックさん(36歳)が死亡する事故が起きた。
フックさんの夫グエン・トゥーさんによると、フックさんは2日午前、グエン・ティ・キエウ・チン医師の個人診療所で産婦人科の診察を受け、簡単な手術のために局所麻酔薬リドカインの注射を受けたという。フックさんが10分ほどして痛みを訴えると、チン医師はフックさんを診察室から出して座らせた。しばらくしてフックさんにけいれん症状が表れると、チン医師は薬を使用したが症状に変化がなかったため、タクシーを呼んでクアンナム省総合病院に搬送した。
同病院では、フックさんがリドカインによるショック反応を起こしたと診断し治療を行ったが、フックさんは回復することなく3日午前に死亡した。