北中部ハティン省カムスエン郡で今年7月中旬、父親に飲酒を強要されて息子のグエン・バン・フオン君(7歳)が死亡したとみられる事件(※関連ニュース)で、公安省刑事科学研究所は14日、死因を解明するために行った組織検査の結果をカムスエン郡警察に送付した。フオン君の内臓からはメタノールが検出された。
カムスエン郡警察はこの検査結果と状況証拠から、フオン君が死亡した原因は父親のグエン・バン・ティエン(34歳)から飲酒を強要されたためと結論付け、ティエン容疑者を傷害罪で起訴することを決めた。
フオン君の兄のグエン・バン・リー君(12歳)によると、事件当日、フオン君は酔っ払ったティエン容疑者に12杯もの酒を飲まされ、13杯目を飲んだところで意識を失い、その日の夜に亡くなったという。地元警察は7月30日からティエン容疑者の身柄を拘束して捜査していた。