21日と22日の両日、南中部クアンナム省タムキー市のシジミ養殖で知られるタムフー村タンフー地区の住民と同省ヌイタイン郡タムスアン村フータン地区の住民との間で衝突が起こり、多くの住民が病院に搬送される騒動となった。
タンフー地区の住民によると、衝突の原因はフータン地区の住民がタンフー地区にやって来てシジミ養殖場の砂を採取し続けたため、養殖に携わるタンフー地区住民らが失業の危機にさらされていることにあるという。
21日午前、フータン地区の4隻の舟がタンフー地区チュオンザン川の砂採取禁止区域で砂を採取し、乗っていたフータン住民らが挑発的な言動を示したため、タンフー住民も舟に乗り込み、レンガを使って殴るなどの「合戦」になったという。この乱闘は警察の介入もあっていったん収束した。しかし翌22日午後8時ごろ、シジミを収穫していたタンフーの住民らが何者かの襲撃に遭い、川に突き落とされたりレンガで殴られたりして負傷した。地元の人民委員会は、この事件について何も知らなかったとコメントしている。