バイクの2人組の男にネックレスをひったくられた女性がバイクで追跡し、勢い余って追突してしまい大けがを負うという事件が起きた。
24日午後6時半ごろ、ハノイ市ハイバーチュン通りをバイクで走っていたチャン・タイン・フエンさん(40歳・女性)は近付いてきたバイクに乗った2人組の男に金(きん)のネックレスをひったくられた。フエンさんは大声で助けを求めながら追跡し、追いついたはいいが勢い余って2人組のバイクに追突してしまった。2台のバイクは転倒し、フエンさんは頭を強く打ちほお骨を骨折するなどの重傷を負った。また、2人組バイクの後部座席に座っていた男もあばら骨を折って病院へ運ばれた。
警察の調べで、負傷した男はハノイ市在住のグエン・トゥアン・アイン容疑者(20歳)であることが分かった。バイクを運転していた共犯のチャン・アイン・ズン容疑者(20歳)は現在も逃走中で警察がその行方を追っている。ネックレスをひったくられたのはこれが3度目だというフエンさんは、今後外出する際には決してアクセサリーを身に付けないと話している。