東南部バリア・ブンタウ省で、グエン・タイン・カイン君という15歳の少年が友人2人から度胸試しとあおられて、水で薄めた除草剤を飲んでホーチミン市の病院に救急搬送される事件が起きた。
カイン君は病院で胃洗浄や点滴などの処置を受けて一命は取り止めた。カイン君は「これを飲む度胸があるなら同等の仲間として認めてやると言われた。恥をかきたくなかったので飲んだ」と話している。
カイン君が服用した除草剤はパラコートという日本でも自殺や他殺事件を数多く引き起こして問題になったことがある農薬だった。医師によると、パラコート原液はわずか15ミリリットル飲めば致死量であるという。